// 白い光 // (2001.02.14)


暖炉の火は既に消えていた。月のない深夜だった。かすかに闇の中で動く気配がした。振り向いた瞬間、白い光が閃光のように輝いた。
咄嗟に横に飛ぶ・・・瞬間、身体に冷たいものを感じた。左肩が熱を持ったように熱くなった。まだ動かせる。向かい合った男の右手にはナイフが握られていた。目が合った瞬間、また白い光が飛んできた。







以上、北方謙三ヴァージョンの白い光でした。
※こんな感じで必ずと言ってよいほど登場する。もっといっぱい書きたいけれど、興味のない人には本編を読む前に「戻る」を押されそうなので自粛します・・・。






−−−−−−− 余韻を残しつつ、本編 −−−−−−−−


ここで取り上げるのは「照明による光の質」です。

代表的な照明を羅列すると

・蛍光灯 ・・・白色 ・ 電球色もある
・水銀灯 ・・・白色
・白熱灯 ・・・橙色(黄色)
・ハロゲンランプ ・・・白熱灯の照度が強いランプ

日本で圧倒的に普及しているのは、言うまでもなく蛍光灯です。
高効率で明るくできる・結果として電気代が安い・が主な理由のようです。デモ、蛍光灯の「白い光」って、なんだか味気ない気がしません?

オフィスなどの仕事場では蛍光灯で良いと思います。細かい作業や執務をするには目が疲れない照度が必要なので、経費節減で効率よく明るくする為には蛍光灯はベターです。

住宅の場合は明るさの効率よりも、落ち着きを優先させたいと思いません? だったら、蛍光灯の白い光でなくても良いハズです。

その証拠にレストランでも酒場(飲み屋)でも落ち着いた雰囲気を演出している処では「白い光」は使ってません!橙色(黄色)の光に包まれた空間って、なんだか 暖かい感じがしますよね。

飲み屋ではオネエチャンがキレイに見えるという副作用もあったりして
=住宅では、奥さんがよりキレイに見える!!(かも?)


また、帰宅時に家から白い光が漏れている のと、橙色の光が漏れているのでは全然印象が違います。
後者の場合は「ふ〜、我が家に帰った」と感慨深く感じられるかも!
数は少ないけれど、橙色の光が漏れている家を見つけたら注意して見て下さい。なにか感じるハズです。








□ 白熱灯を使いたいけど電気代が・・・ と思っている方へ

蛍光灯でも電球色があります。白熱灯に比べると多少、演色性は落ちますが近似した効果が得られます。

また、全部を白熱灯にせず、ポイントで蛍光灯を混ぜて照度を確保しつつ、全体は橙色の空間を演出するということも可能です。




ちなみにダウンライトに使用する蛍光灯の電球単品の値段は白熱灯の10倍くらいします。そのかわり寿命は約6倍です。電球の交換なども考えると何がなんでも蛍光灯にする必要はないっ・・と思います。

(注)白熱灯でもハロゲンランプ系の電球は高いです。選ぶ時は電球の値段も確認したほうが無難です。
ハロゲンばっかり使ってて、3〜4個以上切れてやっと交換するという某所での経験から(笑)










「照明のありかた」についても触れたいのですが、長くなりそうなので また次回?にでも。





TOPモドル

  tubuyakiの新記事は、なんと今年初めて!
  この記事は年末ぐらいに頭の中にあったんですが忙しくて・・・